ははになるなる。

42歳で初めて母になっていく、戸惑い&気づき&愉しむ日記。

42年で初めてここまで膨らむ子宮。

つわりが楽になると頭痛がくる場合があるらしいですが、そうみたいです。
冷えピタとアイス枕で凌いでますが、頭痛といってもどうしようもないほどでもなく、
つわりが楽になってきたほうがやっぱりありがたいですね。

匂いに鋭敏になることも、食べ物のこだわりも少なくなってきました。
これもありがたいことです。

外出の後、手を洗うたびにハンドソープにウエっとして、うがいをしたくても
口に水を含めばウエっとして、トイレに入る度にいつもの芳香剤の匂いにウエっ、
お風呂場の湯気にウエっ、換気扇を回しても湯船に浸かっているとウエっ、
そういうこともかなり減ってきました。

ああ、これが5ヶ月の壁かあ、なんて。

またぶり返すこともあるそうですが、何より楽になれる時間があってくれるのは
本当にありがたいです。

妊娠に関する本によれば、5ヶ月にもなれば子宮が大人の頭部くらいの大きさに
なるそうですが、たしかにお腹の膨らみが目立つようになってきました。
ふと気がつく度に、あれっ、また大きくなったかな、という感じです。

42年で初めてここまで膨らんで伸び続ける自分の子宮を思うと、
がんばれ〜っと言いたくなります。
秋だからでしょうか、しみじみと自分の身体に感謝したくなります。

お腹の中の赤ちゃんにも、よくぞ自分の身体から生まれた42年目の卵子
旦那さんの精子と出会って命を咲かせてくれているのだと思うと、
何とも言えない微笑みがこぼれます。

がんばれ、私の身体。
がんばれ、私たちの赤ちゃん。

生まれてきてくれてからも、元気に長生きするのだ〜!


麻疹に怯える毎日です。

麻疹の抗体が不足していることがわかってからというもの、
感染に怯える毎日です。
とはいえ、本人はもう少し楽観的なものではあるのですが、
旦那さんをはじめ家族からの要請が強く、無駄な外出は禁止といわれています。

お能のお稽古はしぶしぶ了解してくれたのですが、
去年から楽しみに通っていたゼミ(月1〜3回開講)には
どうしても行かないでくれということで、残念です。
受講料も一年間支払ってあるのになあ…(泣)

まあ、お父ちゃまであるパートナーからのお願いでもあるので仕方ありません。

たしかにわたし自身、ちょっと軽く考えているのかもしれません。
麻疹は妊婦が感染すると3割から4割が流産か早産を併発されるといわれていますし、
妊婦自身の肺炎率が高く、命にも関わるほど重症化する恐れの高いものだそうです。

まさか自分がそんな目に遭うはずはない…とみんなが思うかもしれませんが、
そのまさかに遭ってしまわない可能性だってゼロではないのだと思うと、
旦那さんの危機管理能力の激しさも理解できます。。

これから妊娠を考えておられる女性の皆さんには、ぜひ一通りの感染病に対する
抗体検査を前もってされておくことをお薦めいたします。
抗体が不足していたり、抗体が全くないということであれば
予防接種を前もってされておけば、いつ妊娠されても安心です。

見えないウイルスには、意外と堪えます。。。


 

無痛分娩を選択しています。

先日、人生で初めての母親学級に参加してきました。
お産でお世話になる産婦人科さん主催のもので、
無痛分娩について理解を深めるお話をしていただきました。

そうです、私たち夫婦は無痛分娩を選択しました。
特に主人が、わたしにそれを希望してきました。

「なんで無痛分娩が良いと思ったの?」と尋ねると、
主人は「できるだけnalupには痛い思いをしてほしくないから」と言いました。
続けて「年齢も年齢だし…。以前ジャガー横田さんの出産をテレビで見て、
ああ、こういう産み方もあるんだなあって知ったとき、もう決めてた」と。
「ええ?!もうずっと前から決めてたの?」とびっくり。
「うん、もしも妊娠して出産してもらうときがきたら、
そのときは無痛分娩にしてもらおうって決めてた」

改めて主人の未来設計力に驚かされるばかりです。


ただいざ実行というときになって、無痛分娩は、
日本ではまだ稀な分娩方法だということを知りました。
アメリカやフランスではほぼ当たり前になっているようですが、
国内では全体の3%ほどだそうで、たしかに
自宅からほど近くにある産婦人科が充実している大きな病院でも、
無痛分娩の数は全体の分娩数の16%であるということがわかりました。


うーん…、16%の実績って…。ちょっと不安でした。
そこで、別の医院を探すことに。
ありがたいことに、自宅から車で30分ほどのところに、
無痛分娩のベテランの先生がいらっしゃることがわかりました。

こちらの産婦人科では、昭和62年から9割以上の産婦さんが無痛分娩をされています。
母親学級にいらした5組の妊婦さんの中にも、旦那さんがこちらで無痛分娩で
生まれましたという方や、弟さんがやはりこちらで無痛分娩で生まれました、
という方がおられました。
また、横浜から里帰り出産でおられる方もいて、
横浜の自宅から通える無痛分娩の医院を探したけれどなかった、と仰っていました。
あと東京や横浜といった都会では、やっぱり出産費用も高いようですね。
100万円したとか150万円したとかと聞いたそうです。

安心して出産できる場所、安心して妊娠期間中を過ごせること、
そして家族の理解があれば、何より幸せなことですね。

まさかこの歳で妊娠と出産を経験させてもらえるとは思ってもいませんでしたが、
無痛分娩という前衛的な出産を自分がすることになるとは夢にも思いませんでした。

妊娠と感染予防。

関西空港で集団感染が起きた麻疹のニュースが気になっています。
先日かかりつけの産婦人科で抗体検査の結果を知りました。
対象は風疹、麻疹、ムンプス(おたふくかぜ)。
麻疹とムンプスの抗体の数値が足りないことがわかりました。

先日これまで何ともなかった夏風邪に、いとも簡単に感染してしまったことで
妊婦は免疫が低いのだということを身をもって知ったばかりです。
おかげさまで風邪の症状は収まり、今は鼻と喉の奥の粘膜が
罹った風邪の嵐のあとを静かに抑えつつあります。

ということは、麻疹にはほぼ100%罹ってしまうということで、
本当に厄介なことに、麻疹は飛沫感染だけでなく、
マスクや手洗い、うがいでは予防できない空気感染で広がってしまうのです。

普段から危機管理能力を人一倍発揮する主人は、
わたしに行動範囲の限定を申し出ました。
集会には出席しないこと、映画館や舞台鑑賞など、興行施設には行かないこと。
このことによって、月に一度はある師匠の舞台(お能の先生です)への
舞台鑑賞を諦めなければならなくなりました。
それと、月に二度ある寺子屋塾、呼吸法のグループレッスンも控えることになります。

うーん…、正直、お能の舞台を観に行くことができないのはとても悲しいです。
でも、もしも麻疹に感染したらと思うと…、当然足がすくみます。
早速今週末は、楽しみにしていた『半蔀』の舞台があります。
『半蔀』は今、一年をかけてお稽古させていただいている演目で、
プロの演技を間近に観られるチャンスでした。

果たして口先だけではなく、手元にあるチケットをどなたかに譲り、
主人の言うことを守ることができるのか、、皆さんならどうされますか??
わたしはまだお母さんになっているという自覚が薄いのでしょうか。。(悩)

今日はこれから初めての母親学級なので、思いきって先生やお母さん皆さん方に
相談してみようと思います!





つわりと夏風邪のダブルパンチ。

妊娠中に風邪をひいたりすると、薬を飲むことができないから大変…
とは聞いていましたが、こんなにこんなにこんなーに辛いとは(悲痛)

やっぱりホルモンの関係で全体的に免疫が弱っているのですね。
普段ならブロックできているだろう軽い程度の風邪をもらってしまい、
数日の間、くしゃみ、鼻水、喉や気管が痛くて堪らないという夜を過ごした後は、
喉のイガイガと咳に悩まされることになりました。
いつもなら麦門冬や小青竜湯といった漢方薬で喉や気管を楽にするのですが、
自然治癒をひたすら嵐の中待つ状態です。

仕事も続けてしているので、寝込んでは仕事に向かい、
仕事を終えては寝込んだりで家族に心配をかけています。
今日は休日なので、初めから体力温存のために休養に専念しようと決めていましたが、
咳が少し楽になったかと思った矢先、今度はひどい頭痛がやって来ました。
これは風邪の後遺症なのか、つわりなのか、もうどちらかわかりません。
ちょっと我慢ができないくらいの頭痛です。

その間ずっと旦那さんが本当によくしてくれて、
夜中に生姜湯を買い出しに行ってくれたり、食べたいものを作ってくれたり、
今日は頭痛対策のために薄めのカフェオレとチョコレートを少し、
頭痛が和らぐみたいだからと用意してくれました。
そんなときはきっと、具合のわるいわたしの側にいる旦那さんのほうが
とっても辛いと思うんです。
辛そうにしている顔を見せると「そんな顔しないで」と泣きそうになるので、
最近はできるだけ、微笑むようにしています。
そうすると、わたしの気持ちも不思議と楽になるし、
旦那さんも、辛いのは理解してくれながらも一緒に笑ってくれます。

明日からまた4日間の仕事を控えているので、
できるだけ今日中に楽にしておきたいところですが、
思うようにいかない身体が妊婦さんなのだなあと痛感しています。
仕事もよりも今は、自分の身体を優先しなければならない
ときもあるということを受け入れたいと思います。

とにかく、あと7ヶ月近くわたしは妊婦さんです。
赤ちゃんが無事すくすくとお腹の中で成長して、育ってくれること、
これが何よりもの願い。

いろいろな意味で、もっと強く、たおやかに、柔軟に、
わたし自身が成長していきませんと。

こうしてブログを書いていることで、救われることもいっぱいです。
 

つわりが辛いときこそ、食欲を刺激してくれる食べ物で凌いでいます。

11週目を迎えた途端、1〜2割増しでつわりが強まった感があります。
未だ「これなら、いつ食べても大丈夫。」という食べ物には出会えず、
思いつきで色々と試しながら、乗りきる毎日です。

6週目あたりから始まったつわりは、とにかくウンが固くなってしまい、
お通じは3日毎。
やっと「出るぞ〜!」というときは、ウンがまるで凶器のように固く、
それはもう痛い痛い(冷汗)
こんな思いは二度としたくないと、消化の良い食べ物だけをいただくようにしました。
朝は玄米粥に、はちみつ漬けの梅干しを砕いてゆっくり食べます。
お昼は八宝菜をよくいただきました。
夜もお粥かお茶漬け、調子の良いときはちゃんぽん麺の日もありました。
すると、便秘状態は相変わらずですが、少なくとも固くて堪らない(汗)
という状態は脱することができました。


それから時が過ぎ、今はどうかというと、薄味のものに吐き気を感じてしまったり、
昨日はこれが美味しかったから今日もこれにしようと食べてみると、その同じ味に
気持ちのわるさを感じてしまったり。
できたら違う味のものを少しずつ、ついばむように食べたいという感じです。
ただ一人前近くを完食できるものも(やはり継続は難しいようですが)でてきました。
それは味の濃い、刺激の強いものです。

今日はお昼のお弁当がほとんど食べられなかったので、何かをさくさくと食べてやろう
と根性魂が膨らみ、グリーンカレーを食べにわざわざ大型ショッピングモールの中に
あるレストランに連れて行ってもらいました。
夏休みの後半を愉しんでおられる想像以上の人、人、人の中、今にもくじけそうな
吐き気を抱えながら、幽霊のように一歩、一歩と足を進めている自分を俯瞰して、
辛いときこそ頑張ってしまう、あえて挑戦心が湧いてしまう自分の性格を
やれやれと再認識しつつ、やっとグリーンカレーを目の前にすることができました。

さあ、一口食べたらアウトかもしれません。
香りはなんとかクリアー、食欲を刺激してくれました。
恐る恐るスプーンをカレーの中へ、口へと運んで舌の上に乗せて味わうと、
一気に一人前の白米を完食することができました。
やったぁ〜、今日もなんとかこれで凌げたあ♡♡♡

こうして今日は、グリーンカレーでなんとか胃の中を満たすことができました。
あとは、食後感が穏やかなのを祈るばかりです。
食べた後、猛烈に気持ちがわるくなってしまうこともあるので。
実験、実験。

さあ、明日はどんな食べ物が救世主となってくれるでしょう。??

仕事脳から母親脳へ。

今週末は歌仙会といって、お能の夏の発表会があります。
朝7時45分には着付けていただく先生のお宅へお伺いして、8時30分には出発。
会場までは、主人に車で送ってもらい、10時からは長い一日の始まりです。
番組がすべて終わるのはおよそ18時頃で、それから1時間半ほどの宴会があり、
お開きは19時半から20時頃になりそうです。

先生と奥様には事情をお話してあるので、
「気持ちがわるいときは、いつでも楽にしてね」と仰ってくださっています。
これほどの長い間、ずっと着物を着たまま長丁場の発表会に参加することが
果たしてできるのだろうか…。
なんといっても、刻々と様子が変わるつわりの状態。もちろん心配はありますが、
今はとにかく自分の身体に素直に、気分がわるくなってしまった時は、場に流されず
スマートに、席をはずしたり休ませていただく術も、身につけていかなくては
ならないことだなあと思っています。

これまで、仕事が何よりもの優先事項でした。
赤ちゃんが生まれてきてくれた後は、赤ちゃんのことを再優先に考え、
行動することが求められてくるでしょう。
仕事脳から母親脳へと、自然に変わっていってくれることもあるのでしょうが、
こうしてせっかく280日も、お腹の中で赤ちゃんを育るという特別な時間が
あるのですから、意識的にも無意識的にも、この期間をお母さんになるまでの
素敵な時間にしたいです。

ただ仕事は、このつわりを乗りきるためにも、今とても有り難い存在になっています。
一日オフの日のほうが、下手に身体に意識が集中してしまって、やっぱり気持ちが
わるい気がする…。と、つわりを増幅させてしまいます。
仕事脳から母親脳へ、そして仕事と母親の両立脳へ。

がんばります。